「裸の王様」読書レビュー
今日は、ビートたけしさんの「裸の王様」という本のレビューをしていきたいと思います。
この世界に当たり前のように存在するあらゆることに、一石を投じる。
独自の視点で斬っていく快感。流石です。
経済は裸だ
本当に不況か
日本人の言う不景気とは、一体何なのか。
どこの誰が食べ物を満足に食べられずに飢え死にしているのだ。
不況であるはずが、どこか浮かれている。逆に言えばその程度の不況なのではないか。
こんなにルイヴィトンを買える人間がいまだにいる国なんてどこにも無いよ。
引用元:裸の王様
世間は裸だ
健康は体にいいのか
美味しいものを食べたい反面、健康でありたい。
フィットネスクラブへ車で行く。
いや、どっちなんだ。という話。
面白かったのが、刺激を腹筋に与えて瘦せようという器具が話題になった時。
単に日本の貴重なエネルギーを贅肉を動かすために使っているだけ。
引用元:裸の王様
運動というのは頭で考えて体を動かすから効果があるのであって、これでは何の意味もない。確かにそうだ。
健康な状態の自分が何をするか、というのが生きていく上での問題のはずだ。
それがいつの間にか、「健康であればそれが一番いい」ということになっているからおかしいことになる。引用元:裸の王様
手段であるはずの健康が、第一目的になってしまう。これぞまさに本末転倒だ。
ボランティアは偉いのか
ボランティア云々の前に、礼儀作法がなっていない若者が増えている。
というか、礼儀作法を「ボランティア」という言葉に置き換えることによって、あたかもそれが感謝される、もっと言えば尊敬されるものであるように認識されてしまう。
勿論感謝されることもあるだろう。ただ、感謝されることを前提として、その「ボランティア」とやらをするのは間違っている。
子供にボランティアを半強制的にやらせて、内申書に反映させたり、単位に認定したりする可能性もあるという。
引用元:裸の王様
ボランティアというのは強制的にさせるものではないはず。
その経験が良い影響を与えればまだ良いが、嫌々やるようではボランティアされる側もいい気分ではない。
日本は裸だ
選挙権は一人一票でいいのか
一票の格差については問題視されるのに、明らかに存在する一票の質の差については目をつぶっている。
有権者が増えたことで日本が変わったとは到底言えない。ましてや18歳選挙権とはなんぞや。
二大政党制は素晴らしいのか
「与党」というネーミングの党を作ったらどうなるんだろう。選挙管理委員会に怒られるのかな。
引用元:裸の王様
こういう小ボケを挟んでくれるのも良い。
以上です。
ではまた('◇')ゞ