「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」読書レビュー
今回は、四か月ほど前に読んだ本「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」のレビューをしていきたいと思います。
この本は全ての人の性格を4つの「きょうだい型」に分けて分析していくという内容です。
今回はこの本の中で特に面白いと思ったところを挙げていきたいと思います!
人は誰もが「一人っ子」か「末子」として生まれる
どういうこと?
一人っ子として生まれた子供に、弟妹が生まれれば長子となり、生まれなければ一人っ子。
二人目以降で末子として生まれた子に、弟妹が生まれれば中間子となり、生まれなければ末子となる、という意味です。
これにはかなり得心しました。
つまり、長子と一人っ子は途中まで同じグループ、中間子と末子は途中まで同じグループという事ですね。
メイン性格とは
この本の中では、この生まれたときの条件によって形づくられている性格を「メイン性格」と呼んでいます。
長子と一人っ子のグループは、親からの期待が大きく降り注ぐので、メイン性格は「まじめ」となります。
そして中間子と末子のグループは、親からの注目や期待が小さく、ライバル的な兄姉がいるので、メイン性格は「要領が良い」となります。
きょうだい型別 性格
長子 ~自尊心ときょうだいへの責任感の「王様」~
長子の性格は「王様」「女王様」と言えます。
長子の子どもの頃の写真は大量にあるというのはあるあるですね。
とにかく責任感と面倒見の良さが強いです。
末子 ~ノリと愛嬌の「アイドル」~
末子は家族内での「アイドル」的存在。
親も子育てに余裕が出てくるので、適度に手を抜くことも覚えてきます。そののんびり加減が末子にも伝わります。
みんなを笑顔にしようというサービス精神と、ノリや雰囲気を大事にする社交性も培われます。
中間子 ~繊細で複雑で感受性の強い「永遠の思春期」~
長子と末子の間なので、性格的にも「中間管理職」になりやすいです。
空気が読めていわば"人付き合いのエキスパート"的な彼らですが、いつも自分だけが割を食っているという被害者意識を募らせがち。
因みに中間子は今絶滅危惧種と言えるでしょう。
一人っ子 ~マイペースな「帰国子女」気質~
兄弟が居る人と比べると、かなり独特な世界観や価値観を持って大人になる事が多いです。
一人遊びの時間が必然的に多くなり、早くから不思議に大人びた子供として育ちます。
他人との距離感が独特で、ともすれば「人間関係オンチ」的な部分を持ち合わせる事もあるようです。
以上です。
様々な人の事を、思い浮かべて、
「あぁ、あの人はまさに長子だな!」
「彼は末っ子っぽいけど、真ん中なんだね」
とか、
「俺、一人っ子だからこういう性格なのか」
というような考えを巡らせるのが楽しいです。
他にも沢山の「きょうだい型」の特徴が書かれているので、是非手にとってみてください。
ではまた('◇')ゞ