「10年後の仕事図鑑」読書レビュー
今回は、2018年に書店でしょっちゅうお目にかかっていた、「10年後の仕事図鑑」という本のレビューをしていきたいと思います。
この本のポイントは、二人の著者が交互に見解を述べるという方式をとっている点。
そして、チャプター2と3で「無くなる仕事、変わる仕事」と「生まれる仕事、伸びる仕事」が具体的に書かれている点です。
AIに仕事を奪われる?悲観してはいけません
最近よく耳にするAI、そしてよく耳にする「AIに仕事を奪われる」という言葉。
「仕事を奪われたら、お金が貰えないじゃないか!(TT)」
恐らく仕事をしている人なら誰もが思うでしょう。
けれどこの本には、AIに仕事を奪われる事を悲観してはいけない、いやむしろそれは良いことなのだという事が書かれています。
生活をしていく上で必要なお金の量はどんどん少なくなっていきます。
そして、今まで人間がしなければいけなかった仕事を、どんどんAIがするようになります。
では、代わりに人間は何をするのでしょうか?
「遊び」を仕事にするのです。
人間にしか出来ない仕事は今後、「遊び」の中にこそ生まれてきます。
だから今後は好きなことに「没頭」し、他人と違う生き方をする人の価値が上がっていく、そんな時代がやってきます。いや、もう始まっているでしょう。
そのことを肝に銘じていたいですね。
"自分の人生"を生きよ
リスクヘッジの"副業"に意味はない
多くの人にとって「副業」は、あくまで本業に勤しむ傍ら、空いた時間にしていると思います。
そして「副業」はどちらかと言うと趣味の延長として存在する事が多いかと思います。
けれど、この「二足の草鞋」の二足目を成功させるのはかなりハードルが高いです。
副業に対する志も中途半端になってしまいます。
人生のリソースは是非、自分のしたいことに全て捧げて欲しいです。
ワーク"アズ"ライフ
今の時代、パソコン一台あればいつだって仕事ができます。
何時から何時まで仕事をしなければならない、といった定時制の考えに捉われない生き方ができます。
仕事か趣味かわからないようなことをし続けてお金を稼ぐ生き方は、「ワークライフバランス」という考え方とは全く違う、仕事を人生"として"生きる、いわば「ワークアズライフ」と言っていいでしょう。
「遊ぶ」「働く」「学ぶ」の三位一体の生き方
例えばブロガーの場合、
文章を書くことは「遊び」の延長であり、
収入も入ってくるので「仕事」でもあり、
さらに書きたいことについて色々調べるので「学び」にもなります。
まさに三位一体の生き方。
ニッチな市場でも、必ず需要はあります。自分の「好き」を追い求めて、最高に効率の良い生き方をしていきましょう。
以上です。
未来を完全に予知することはできないけれど、予測することは出来る。そのことを教えてくれた良書でした。
ではまた('◇')ゞ