「メモの魔力」読書レビュー
今回は、割と最近話題のあの本のレビューです。
そう、前田裕二さんの「メモの魔力」!
前田裕二さんは、SHOWROOM株式会社代表取締役社長で、今注目されている起業家の一人です。
メモによって夢は現実になる
将来○○をしたい!
あんな事を実現したい!
といった願望は、誰しもが持ちます。
けれどただ思うだけでは、すぐにその気持ちは消えてしまいます。
けれどそれをメモして、何度も見えるようにしておけば、その思いは大きくなり、「本物」になります。
現代において、本当に強い人というのは「想いの強い人」。
メモは、皆さんの願望、夢への「想い」を強めてくれる、大切なものなのです。
メモで日常をアイデアに変え、人生を変える
メモをする目的は、単なる「記録」ではなく「知的生産」なのです。
学生の頃、先生が黒板に書いていたことをそのまま書き写すという作業は、はっきり言って人間がするべきことではありません。ロボットでもできる事です。
人間にしかできない事は、独自の発想やセンス、視点で、アイデアを創出する事です。
引用元:メモの魔力
人間にしかできない事、それは「言語化」です。
言語化することで行われる"知的生産"の過程を「メモ」と読んでいるのです。
それも、メモは決して事実だけを写し取るものではありません。
この本には、事実(ファクト)だけでなく、"抽象化"、さらには実際にアクションに繋げるための"転用"まで行い、思考を進めることで、日常が変わり、さらに言えば人生が変わるのです。
メモをする時の注意点
メモをする上で、注意しなければならないこと。
それは、メモをする人自身に具体的な問題意識、つまりは転用すべき他の具体課題が無いと、メモは意味の無いものになってしまうという事です。
逆に、自分の中で解決すべきテーマが決まっている人は、抽象化された言葉からアクションに転用する際にそのテーマは非常に心強い指標となります。
メモはノウハウではなく「姿勢」
著者がなぜこれほどまでに"メモ"にこだわるのか。
それは、自分の中に「猛烈に望んでいる事があるから」であると書かれています。
メモをするというのは、結局はノウハウではなく「姿勢」であると著者は語っています。
気持ちさえ持っていれば、グツグツと煮えたぎるマグマのような"熱"を持っていれば、自然とメモを取ろうという"姿勢"が出来上がる。
そのためには何よりもまず、自分について知り、自分がやりたいことを見つけ、そのことをとことん追求する事が大事であるという事です。
本書には「自分を知るための【自己分析1000問】」というものが付いているので、自分を見つめ直す為に使ってください。
以上です。
最後に僕が「読書メーター」というサイトに投稿したこの本のレビューを載せて終わりたいと思います。
普段から尋常じゃない量のメモをとっている著者が、メモをとることの意義や、メモの取り方を具体的に教えてくれる。
SHOWROOMの生みの親である著者は、自身のギターの弾き語りの経験からSHOWROOMの着想を得たというのは驚きだ。
メモをとるのは生きることと同じ。メモの本質は「姿勢」である。
そしてその先に、「夢を叶える自分」がいる。
ではまた('◇')」