「UTOPIA 最後の世界大戦」漫画レビュー
只今図書館にいます。
今僕が居る図書館は、僕の家の近くの中では一番大きな図書館なので、「漫画コーナー」があります。
その漫画コーナーで見つけた、藤子・F・不二雄さんの「UTOPIA 最後の世界大戦」という漫画を、20分程で読み終えたので、簡単にレビューをしていきたいと思います。
UTOPIAとは
UTOPIAとは、そのままの読み方をすれば「ユートピア」で、その意味は「どこにも存在しない場所」で、転じて「理想的社会」といった意味を持つようになったそうです。
確かにこの漫画の内容は今から何百年も先の未来の話で、ユートピアが出てくるは出てくるのですが、この漫画のメインは人類と機械の「世界大戦」です。
なので、「理想的社会」と言うには程遠い、未来の世の中の惨状を描いています。
名言
「今の食べ物は味より栄養第一さ」
引用元: UTOPIA 最後の世界大戦
正直現代も、栄養第一とまでは行かないにしても、栄養指向な所はあります。
まぁ逆に栄養を無視した味第一のものもありますが。
人間は何千年もかけて世の中を進歩させた。ところが人間自身はほとんど進歩しなかった。
引用元: UTOPIA 最後の世界大戦
まさに名言です。
大昔は棍棒と石を使って戦争をする。
科学技術が進歩しても、その進歩した技術を使って戦争をする。
アインシュタインの名言に、
第三次世界大戦がどのように行われるかは私にはわからない。だが、第四次世界大戦が起こるとすれば、その時に人類が用いる武器は石とこん棒だろう
というものがあります。
果たして人類の幸せの総量は増えているのでしょうか。
大まかな感想
昨今ではよく耳にする「AI」という言葉。
僕は基本的にAIにネガティブなイメージは無いのですが、AIが感情を持ち始めたら、人類に未来はあるのか?といった話はよく出てきますね。
要は「ターミネーター」のような世界です。
この漫画はそんなターミネーターの世界を、少しコミカルな要素を交えて描いたものです。
個人的には、科学技術が発達しても、人間の「遊び」の欲や「食欲」がなくなることは無いと思います。
なので、そんな人間の欲を満たすような発展をしていけば、未来は日進月歩ではあるけれど明るくなり、先ほど言った「幸せの総量」は増えるのではないかというのが私見です。
昭和の時代の人にとっての主な"娯楽"が読書だったのが、平成の今は"ゲーム"や"SNS"になったように、未来の娯楽も間違いなく変わっていくはず。
と、何故か未来に関して少しポジティブになれた、そんな漫画でした。(いや、ホントになんでだよ)
ではまた('◇')ゞ